British Airwaysのシステム障害が「動力電源」が原因で発生したとのニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1705/28/news014.html
英航空会社大手、British Airways(以下、BA)のヒースローおよびガトウィック空港出発便が5月27日午後6時ごろ(現地時間)から、すべて欠航になった。同社はITシステムの障害のためだが、サイバー攻撃の形跡はなく、動力電源の問題が原因だと説明した。
動力電源の問題ということは、データセンタの電源(UPSか受電設備)あたりだろう。
気になったのはUPSの単体障害であればここまでの障害になるわけがない。Microsoftのときと同じで空調設備が壊れて電源が一気に逝った可能性もある。日本品質ならもう復旧しているだろうけど、海外だとどうなんでしょうね。復旧時間が気になります。
データセンタ障害ならば複数の会社のシステムに影響があるんじゃないかと思って調べてみたらRaritanの事例に以下が掲載されていた。
http://www.raritan.com/jp/resources/case-studies/detail/british-airways
British Airways、6つのデータセンターをラリタンのDCIMソリューションで管理
自社のDCであれば他に波及しないのも当然か。
BBCニュースによるとシステムをインドに委託していたとの記載もあり。
DR環境を作っておくと、こういうときに活きますね。某日本の電話会社は全国の電話網を管理するシステムを完全冗長化していて、完全切替試験を実施していますが、一般の人はそんなこと知らないし気づかない。つくづく、インフラは何かが起きて始めてその価値が認識される難儀な仕事だと思った。